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ファン文化の死 [ペリー・ローダン]

ローダンHPにリンクしてあったxtranewの"ファン文化の死"という刺激的なタイトルが目にとまりました。ファン文化というのは読者が定期的に集まったり、ファンジンを発行するようなファン活動をいうようです。ドイツのファンダムはSFも含めて50歳以下が殆ど見当たらない状態になっています。ローダンを電子書籍で読むような若いファンはツイッターやフェースブックで満足しているからか、詳しい事情は分かりませんが、あと20~30年にはファンクラブから人はいなくなってしまうという記事でした。
そこでローダンとアトランのヘフトと惑星小説の初期の版をグラフにしてみました。
独版推移.jpg
これから電子ブックを除いて全ての版が入手できた1982~84年3年間とその前後5年くらいがローダン全盛のよう見えます。全盛期23万部発行されていたそうですが、今は13万5千部発行されて実売7万5千部ですからファンは半減です。
日本はどうか推測してみました。昔はローダン総発行部数〇〇万部というコピーがSFマガジンなどに広告されていた覚えもあるのですが、今手元にないので確認できず、乱暴ながら去年2600万部だったということだけを唯一の手掛かりに経験と勘でグラフ化しました。(あくまで個人的な推測ですから)
早川版推移.jpg
「依光画集」の1980年~「ローダン読本」の1984年までが全盛期のような気がします。期せずして全盛期は日独共通みたいです。この頃、私は20代前半で、周りのファンはまだ10代の方が多かった記憶があります。社会の高齢化が進展してよく人口ピラミッドをよく見るようになりましたが、ファン人口ピラミッドを推測してみました。
人口ピラミッド.jpg
同い年の翻訳者五十嵐洋さんの"あとがきにかえて"の中で高齢化テーマ増えてるのが、よく分かります。SFマガジン2013年1月号で池澤春菜さんが『SFファンの平均年齢は毎年1つ上がるって問題もいよいよ笑いご事じゃなくなってきたね』と4コマで書いていましたが、年齢層はSFファン>ローダンファンとはいえ傾向は同じですからこちらも笑えません。今月出版の438巻『支配者ラルド』1978年出版の34年前の本ですからね。電子ブックのセット化とか低価格化とか高齢少ファン化対策して欲しいものです。